和裁をしている人から、はぎれで作った、手作りのかわいい雛人形をいただきました。高さ5cm位です。
この人形を見ておもいだしたのですが。私の母も和裁をしていました、まだ小さいころ、手作り3cmぐらいの豆雛さんを作ってくれたことがありました。
はば1cm程の細長い紙を半分に折って、輪のところに黒い糸を結び髪の毛にして、そこに十二ひと重のように布を重ねて作ったものでした。とっても可愛いっくて、よほど嬉しかったのか、よく覚えています。母はどんな想いで、私にこの豆雛さんを作ってくれたのでしょうか、小さな私はその想いまで、考えることはできませんでした。
姉が生まれたときは、家は栄えていて、とても立派なお雛様を買ったそうです。私が生まれた時には、お雛様を買うことができなかったのです。私はそんなこと、なんとも思っていませんでした。
その後、私は結婚しましたが、子供にめぐまれませんでした。
あるとき急に母が「姉のときは立派なお雛様を買ってあげたのに、あんたには 買えなかった。せめて、孫が出来たらと思っていたのに、出来そうにない。私が元気なうちに、あんたに雛人形を買ってあげたい」と言い出したのです。
私は姉のことを、うらやましくもなんとも思っていませんでしたし、こんなおばさんに成ってから?だったのですが、母の想いをかなえてあげようと、一緒に買いに行って、あれこれ迷った挙句、一対の親王飾りを買ってもらいました。
その年は、お友達のおばさん連中を呼んで、ひな祭りをしました。
母親って、そんな事をずっと気にしていたのですね。母親になり損ねた私にはそんな気持ちはよく分かりませんが・・・。
手作りの雛人形を貰って、もう亡くなって10年近くなる母のことを、思い出しました。
あの親王飾りしばらく出してないなぁ~~。久しぶりに飾ってみようかな!
旧暦まで飾るとするとまだ時間はあるし、なんて、しばし女の子かえってしまいました。
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